慢性骨盤炎の診断と鑑別−慢性骨盤炎の混同されやすい疾患−

慢性骨盤炎の診断と鑑別−慢性骨盤炎の混同されやすい疾患−

  • 2021-08-12 20:56:21
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  1. 慢性骨盤炎の合併症、慢性骨盤炎はどんな病気を引き起こすのか
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慢性骨盤炎の鑑別

1.子宮内膜症

子宮内膜症とは、成長機能を持つ子宮内膜が、子宮被覆面以外の場所で成長・繁殖することで形成される婦人科疾患のことである。主な表現は子宮内膜症の生理痛が続発性、進行性増悪を呈し、子宮後壁、子宮仙骨靭帯、後陥凹に典型的な触痛結節を触知できれば、診断に役立つ。また、慢性骨盤炎の治療が効果的でない場合には、子宮内膜症を考慮すべきである。B型超音波検査は鑑別に役立つ。鑑別困難な場合は腹腔鏡検査を行うべきである。

2.卵巣嚢腫

卵巣嚢腫は広義の卵巣腫瘍の一種であり、様々な年齢に罹患することができるが、20−50歳の女性に最も多く見られる。卵巣腫瘍は嚢胞性に多く、悪性化の程度が高い。卵管卵巣嚢腫は卵巣嚢腫と鑑別する必要がある。卵管卵巣嚢腫は骨盤炎の病歴がある以外、腫瘍はダックスフント形を呈し、嚢壁は比較的に薄く、周囲に癒着がある;卵巣嚢胞は一般的に円形あるいは楕円形が多く、周囲に癒着がなく、自由に活動する。

3.卵巣腫瘍

付属器の炎症性腫瘍は周囲と癒着し、活動せず、圧痛があり、時には卵巣癌と混同しやすく、慢性炎症性腫瘍の多くは嚢胞性である;卵巣癌の腫瘍の多くは実質性であり、比較的に硬く、表面は不規則であり、子宮直腸窩に硬い結節を触知し、常に腹水があり、患者の一般情況は比較的に悪く、病状の発展は迅速であり、月経周期に関係のない持続性疼痛を発生することができ、B型超音波検査は鑑別に役立つ。診断が困難な場合には、腹腔鏡検査や病理生体組織検査を利用することができる。

4.陳旧性子宮外妊娠

卵管妊娠流産或いは破裂後の病気経過が長く、反復内出血により病状が徐々に安定することを指す。この時胚胎は死亡し、絨毛は退化し、内出血は停止し、腹痛はある程度軽減したが、形成した血腫は次第に機械化して硬くなり、しかも周囲の組織と器官と癒着した。

陳旧性子宮外妊娠患者は月経停止後の反復内出血の発作歴を調べることができ、その臨床特徴は膣の不規則な出血、陣発性腹痛、付属品の腫塊及び低熱である。低熱は腹腔内の血液吸収過程で引き起こされ、続発感染を合併すると高熱と表現される。多くは閉経歴と膣流血があり、患側の下腹痛に偏っており、婦人科検査では子宮の傍に癒着した塊があり、触痛があり、腹腔鏡検査は診断に役立つ。

5.結核性骨盤炎

また慢性疾患であり、他の臓器の結核歴が多く、腹痛は常に持続性であり、たまに閉経歴があり、子宮内膜結核がよくあり、腹部膨満、たまに腹部腫瘍があり、X線検査で下腹部に石灰化巣が見られ、腫瘍の位置は慢性骨盤炎より高く、腹腔鏡検査生検で明確に診断できる。

6.骨盤うっ血症候群

骨盤内うっ血症候群(Pelvic Congestion Syndrome)は卵巣静脈症候群(Ovarian VeinSyndrome)とも呼ばれ、婦人科骨盤内疼痛を引き起こす重要な原因の一つであり、腰仙骨部間発性疼痛及び下腹部疼痛として表現され、下肢に放射し、長時間立った後及び疲労した後に症状が加重する。子宮頸部検査で紫色の青色が見られたが、子宮付属器に異常がなく、症状と徴候が一致しない場合、骨盤大静脈造影で確定診断することができる。

7.その他の場合

時には骨盤充血あるいは広靱帯内静脈怒張も慢性骨盤炎に類似した病状を産生することがあり、鑑別にも注意すべきである。

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